ちょっと足を延ばして


怪しい記事です。眉に唾を付けながらお読みください。

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先日、こちらの記事
でちらりと愚痴ったのですが、しょうがないのでちょっと足を延ばして…というか、実家から片道、車で3時間半ほどかかったんですが行ってきました。

私、泊まりかと思ってたのですが、言いだしっぺが「日帰り」と言うので、

ほんとに、朝、家を出て、昼過ぎに現地について、で、そこら中を歩き回って、ご飯(今回の旅の釣り)食べて、またそこらじゅうを歩き回って、16時くらいには現地を出るという……

ただ、このためだけに!

しかも、当日は明け方まで台風影響で雨が降ってて、A型の父親が「台風来とんのに、ほんまに行くんか?」と気弱な発言。

だって、私はもう、何日も前から行く気です。

電車で4時間以上かかろうとも、一人でだっていくつもりになってますから!

宇宙系のエネルギービシビシのところに行くのに、どんだけ嫌だったのか、それでも、何とか行く気になったのに、今更そんなこと言われても、たとえ台風の中であろうと、もう、行きますから。

……結局、父親も付いてきましたが。

「ほな、わし、免許、もっていかへんから」

と、運転を拒否しとりましたが、いいんです、いいんです。

数日前にいきなりできて、迷走した揚句こっち側に来た台風といい、朝からネガティブ発言で私の意気を消沈させようという父親といい……妨害なのはわかってますから。

んでも、ちゃんと台風は明け方には行ってくれたし、父親はなんだかんだついてきたし(いや彼は、別にどっちでもよかったんですが)、で、大した事故もなく行けたんで、良かったんですが。

で、ここ、行ってきました。

Fiat Lux!!
Fiat Lux!!

一応、世間的にはパワースポットと呼ばれているところ…宇宙系です。

あんまり感じたくないので、私はプロテクト掛けて、知らないふりを通しました。

行けと言われていたところは、京都の○○神社。ここは、水の神様だそう。本社のほかに、奥宮と中宮があるのですが、今回そちらには用はないらしい。

そこの「水」をきれいにしてくる・・・らしいんだけど、ほんとかな?

食事の時間まで約1時間。娘と母親をそこに残して、私は神社へと向かいます。だんなと父親がついてきました。

とりあえず、ご神水。事前に調べたところによると、水が持ち帰れるということだったけど、この日は、汲めそうなところ(写真上)は立ち入り禁止になっていて、手さえ出すことはできませんでした。

それは、台風で水が濁っているからなのか、それとも場所が違ったのかわからないけれど。

とりあえず、そこでちょっくらいろいろとやってみました。

で、せっかくなので、帰る前に拝殿に手を合わせると、

ぐわっ

と、なんか来た。

ルシかと思ったけど、よーく感じてみれば、そうでもないらしい。

……つか、悪者ではないようだけど、普段、気持ちのいいさわさわの天使のエネルギーを扱っている私としては、あんまりいい気はしない。

たとえて言うなら……水戸黄門みたいな格好の、身なりのいい小太りの小さい爺さんちっく。

それが、「よいしょ」と左肩あたりに上ってきたような…。

くそ、勝手に乗るなっつの!

と思ってみたが、知らんふりして降りそうもない。仕方ないので、もうひとつの目的地に連れて行くことにしました。

もうひとつのところは、気になって自分で確認してみたときに、どうしてもうまく振れなかったのです。確認してもらったら、別に行かなくても良かったらしいのだけど、そこから歩いて行けるというのであれば、せっかくなので…といわれたので、行ってみることにしたところ。

小さな川を超えたところにちいさな鳥居があった(ようなきがする)のですが、そこから、空気はがらりと変わりました。

どうやら、このトリイは結界の役割をしていたようです。

で、行きかけて、半泣きになった。Fiat Lux!!

最初はこんな石段。そのあと、石段さえなく、山道になります。なだらかじゃないよ。石で段こそはないものの、木の根がその代りをしてくれている・・・そういうところ。

私一人でもよかったのですが、旦那と、文句を言いながら父親がついてきました。

「ほんとに行くん?」と聞いたら、「せっかくやし」と軽く言っていた父親も、「こんなんやったら、先に(こんな山道やと)言ってくれたら良かったのに」と愚痴をこぼしていますたが、時間がない(食事の予約時間が迫っていた)もんで、父親を置いてさっさと先に上ります。

目的地までは、一心不乱に歩いて、15分? 20分?

小雨の降る中、傘をさして、けれども台風一過、温度も湿度も高いのでちょっと歩いただけでも汗ダクです。

ここで、フランスでさんざん歩いて鍛えた脚力がモノを言います。

というか、ここもかなり修行チックなんですが。

で、泣きそうになりながら、上までたどり着きました。

放心状態です。いや、黙って山を歩いて登りながら、結構意識は心の奥深いところまで来てましたんで、ある意味、トランス。

山伏が山で修行する意味がわかりました。

Fiat Lux!!

屋根の下のベンチに座って、誰かと交流していたような気がしますが…。

気がついたら、背中に乗っていた黄門さまはいなくなっていたので、きっと、ここで降りたんでしょう。

私は、なんか金色の羽根をもらいました。

なんだろう、これは? …ああ、なんか、こないだフランスでもらった辞令と関係がありそうな気がするな。

そう思ったけど、確認はしてません。いつものことですが。笑

さてさて、一仕事終わった頃に、父親が辿り着きました。

どうせ、同じ道を戻ることになるんだから、途中で待っててくれてもよかったのにね。でも。彼も意地で上がってきたのでしょう。

同じ道を帰ったのですが、何ごとも、帰り道というのは、長く感じるものです。

何とかぎりぎり食事に間に合いましたが、席に着いたら、マジ汗で上半身びしゃびしゃで、座っていると寒いくらい。・・・我慢できなくて、その場で一枚脱ぎました。

上に羽織るものを持っていっててよかった。

後から聞いた話ですが、私が登った道、どうやら険しいほうの道らしいです。

普通は、反対側から周ってきて、降りていくものらしく…。

どうりで、修行だと思ったわけですわ。

ま、もし時間があったとしても、反対側のお寺は、頼まれてもあんまり行きたいところではないのですが。

それにしても、あの黄門さま。

きっと誰かについてきたのか、連れられてきたのか…もともとはあっち側にいたはずなのに、神社まで来ちゃって、帰れなくなったんでしょうな。

そんでついでに私をタクシー代わりに…。

だから、もうひとつのほうは行っても行かなくてもいいということだったようです。

食事の後、奥宮と中宮を回るのですが、それはまた、次の機会に。