生まれ変わりの村1


今日は、本のご紹介。


中国の奥地に、前世を記憶する人が集中して誕生する「生まれ変わりの村」と呼ばれる村があるんだそうです。
この本は、著者である森田健さん自身がその不思議な村を取材し、その取材結果をまとめた書籍です。
「死ぬ瞬間」から「あの世」とはどんなところか、そして、生まれ変わった後に前世の記憶を保持する方法までが、この村の人へのインタビューを通して書かれています。
前世や過去生などに興味がある人にとってはお勧めではないかと思います。
本の詳しい説明は、著者森田健さんのページからどうぞ。
http://www.moritaken.com/default.asp?pcode=110&mcode=bc&vcode=0806uma


ここからは私の考えですが・・・。
でもね。私としては、全てを覚えたまま転生するということについては、手放しで賛成できないかも。
もし、前世を覚えていられる方法を使用するか使用しないかということに対して、私に選択権があるのであれば・・・どうしよう??
今、ここで生きていたって、昔のことを振り返り、「あの時は良かった」とか「あの時、こんなことをしてしまった!」と、ついつい過去の記憶に縛られているところがあるのに、それが前世の分までとなると・・・。
過去の記憶や経験が、「これから」へ活かしていけるのであれば、それは、とてもすばらしいことだと思います。
でも、それが難しいから、私たちはうまれるときに一度クリアになってくるのかなぁ・・・とも思うのです。
人間、生きていて、失敗や間違いをしてしまうことがないとは言い切れません。
そんな、過去の過ちなど全てを記憶したまま新しい生を生きることは、難しいだろうと思います。
もちろん、今生へ前世の記憶を持って生まれて来ている人や、そうでなくても、前世での記憶を思い出してしまう人もいるのも事実。
そういう人は、その過去の経験を、すばらしい未来へつなげていけるタイミングが来た人なのではないかなぁと思うのです。
つまり、いいことも悪いことも、ジャッジせずに、今もっている全てをありのまま受け止めることができる人であれば、前世の記憶を役立てていけるのではないかなぁ。と思います。
私が、リーディングで必要以上に過去生についてお伝えしないのは、そういう気持ちもあるから。
前世や過去生での出来事に今の状況を責任転嫁してしまうのであれば、そんな記憶は必要ないと思うからです。
そんなことを考えさせる一冊でした。