さて、前回の続きです。

ちょうどセッションを受けることになったので、ついでにそのネックレスの状況を聞いてみました。

「うーん。もやぁ・・・とした感じだけど、まだ（アンテナとして）働いてる」

とのこと。

このとき、ネックレスが水晶の結界の中に置いてあることは知らせていません。

よほど、力が強いのか、結界が不十分だったのか。

で、

「実はですね・・・」

と結界の中から取り出すと、

「うわっ！　強くなった」

結界は（完全ではなかったかもしれないけど）、ちゃんと働いてくれていた様子。

ごめんよ～。今度からもっとしっかり結界張るよ。

で、どうすればいいのか、相談してみた。

私的には、できれば手放してしまいたいのだ。

だけど、この状態で他の人にあげるわけにもいかなし。

「うーん・・・海にだったら帰ってもいいと言っているよ」

うみかー・・・・

せっかくこうやって製品となっているんだから、できれば、ネックレスとしての役割を果たさせてあげたい。

（↑ただもったいないだけ・・・だけど）

そっかー・・・・。・・・うみかー・・・。

結構、根が貧乏性なんだよね。

「もっかい、アンテナが外れるか、やってみる。」

ちゃんとアンテナの機能が果たせなくなったら、誰かの胸元を飾ってもいいはず。

駄目だったら、海に返せばいいだけのことだし。

と、今度は、ちゃんと実物がある状態で、アンテナの解除を試みました。

その間、CALLさんにはちょっと待っててもらって。

うーん。

最初に見えたのは、宇宙船みたいな機械がいっぱいある部屋で、さるぼぼみたいな形の白い生き物たち7人くらいが、みんなで一生懸命肩車して、一本のアンテナになっている所。笑

機械なんだから、動力源を絶ってしまえば何とかなるのでは・・・と思い、スイッチを探してみる。

すぐに見つからないので、どこかから説明書を持ってきたり。

・・・orz　　見てもわからんわ・・・泣

んじゃ、ということで、実力行使。

スイッチなかったら、ブレーカーでしょ。

・・・orz　　見当たらず・・・泣

もう、この子たちに帰ってもらうってのはどうだろう?

で、海の向こうから、お母さんみたいな優しそうな女神（？）に「戻っておいで」と両手を広げて迎え入れてもらうことに。

おっ　いい感じ。

数人は、恋しくなって戻っていく気になっているみたい。

が、最後の一人が結構しっかりしている子で

「ここで働くのがオレタチの仕事。　みんながいなくなっても、せめてオレだけは・・・」

って、かっこいいことを言っている。

で、説得を試みる。

「大丈夫だよ～。これはもともと君たちの仕事ではなかったんだよ～。悪い人たちに利用されてただけなんだよ～」

さらに、海の女神にも声をかけてもらって・・・

ようやく、帰って行きました。

後に残ったのは、機械室だけ。

動いているけど、アンテナが無くなったので、電源が入っているだけ。機能していない。

一応自分でできてるか確認してから、CALLさんにも確認してもらった。

「大丈夫。できてる。・・・結構長かったね」

と言われてしまいましたが。汗

そうして、ネックレスは海に帰らずとも良くなったのです。

今は、誰かの首を飾るために、静かに眠っています。

おしまい。（でも、セッションの話はまだまだ続く）