京都 一日目
関西でのセッションが決まった時、京都は、ちょっと桜でも見に行こうという気持ちでした。
いや、夏休みに晴明神社に行けなかったので、そっちも行かなきゃなー、というのはあったかな。
何かをしに行くのだろうな、とうすうす思ってはいたものの、地震もあったし、非日常がしばらく続いたから、3月下旬のときにも行き先さえ決まっていなかった。
で、そろそろ決めなきゃなーと思って考えてたのは、平安京のこと。晴明のこと。
としたら、五芒星?
マンガも読んだ。(ただ、読みたかっただけかもしれないが)
しょうがないから、平安時代の京をいろいろと調べてみたのです。
高校では日本史を選択したものの、歴史のあまり得意でない私は、京都御所が平安京の内裏の跡だと思っていましたが、実は、そうではないのですね。
このような、とても興味深い本もあります。
地図のページには、当時の地図にトレーシングペーパーの現代の地図が重なるように作られてる本です。
さてさて、まあ、いろいろと調べてみて、いくつか候補を挙げてみて、後は実際行ってみるというとこまで準備して行きました。
3日の夕方から空いたので、せっかくなら、二条城の夜桜ライトアップも観光気分でも盛り込みます。
しかし、そうは問屋がおろさなかった
チャネリング練習会でしっかり行き先と行く順番を確認していただいて、その通りに行きましたら…ツイッターでつぶやいた通りでございます。
いや、順番が悪いというわけではないのですよ。
この順番でなければ、最終バスの時間の兼ね合いもあって絶対回れませんでしたから。
行った先で見えないお仕事をするんですが、人がいないほうがやりやすいですしね。
それにしても、薄暗くなってきた船岡山で「もっと先(なんか、山の中の道みたいなのです)」って指示されて、実際行ってみようとしたら、ガサガサって、木の上のほうで音がして…きっとお猿だと思います。すでに、もうここで心の中ではくじけかけでした。
後で考えれば、そっちの山道のほうではなく、山道を断念した時に気がついた碑だったんだろうな。
そのあと、桂川緑地公園。普通の堤防です。川沿いにグラウンドがあって、サイクリングロードとかあります。
誰もいないサイクリングロードを少し歩かされました。
あたりは真っ暗で、オリオン座とか冬の大三角形とか、きれいに見えます。
最後から2番目のバスに乗って、いったん京都駅に戻り、次は平安神宮あたり。
すでに拝観時間は終わっていためか、一番近いバス停に泊まるバスは既に終了。
でも、中じゃないのははじめからわかってるので、拝観時間内でなくても気にしません。
気になるのは、二条城のライトアップの終了時間が迫っていて、このままだと、絶対無理だろうなーということ。
ま、初めからそうなるだろうことはわかってましたが。ご飯を食べる時間も、取れないこともね。
近そうなバス停に当たりをつけて、とりあえず向かいます。
「あーあ。二条城…」
と思っていたら、バスの中の広告に目がとまった。
二条城のライトアップの…。
「ってか、ほんものじゃないし!」
って突っ込みを入れ、バス停を下りて、人通りの少ない道を適当に歩いていた時、素晴らしく満開のライトアップされた桜に出会いました。
「ほら、本物」
って。
「にじょうじょうのじゃないし」
と、ふてくされるわたくし。
ふらふらしていると、団地の片隅に「専勝寺跡」という看板が目に留まる。
跡というからには、建物なんぞ、というか、それらを想わせるものなど看板以外にはありませんが、どうやらここそう。
こんなんでいいのかとおもいつつ、
「まあ、もともと平安京そのまま残ってるわけではないし、場所だからな」
と思い直してちゃちゃっとお仕事して、次に向かいます。
途中、カレーの匂いの誘惑に晩御飯を思い出したけど、終わらないと食べられないのはわかってるので、においだけ楽しんで先を急ぎます。
そして、この日のラスト二条城。
ええ、閉まってますよ。
そしたら、「一周しろ」ですって。
むり。
もう、心がくじけてる。
このままこの敷地を一周するのは、むり。
たとえ、ランナーが数名いて同じことをしていたとしても、むり。
南側の小さな門辺りまで頑張ったけど、やっぱりむり。
「明日も来るから、もう今日はこれで良しにして」と頼んでやっと解放された。
最後にご褒美なのか、二条城付近でライトアップされた桜を見せてもらいました。
この時点ですでに10時半。
京都でごはん食べるの、あきらめた。
大阪まで帰ったら、11時過ぎだなー。とか考えていたら、次の京都駅行きのバスが最終で、待ち時間15分って…。
この日の京都、すごく寒かったんです。
手がかじかんでたんです。
しかも、トイレに行くのを忘れるくらいで、この寒さの中、15分も心と膀胱がもたんわ。
と、目に入ったのは、7-11。
「…ここで買い物すれば、寒さもしのげる。ついでに、晩ご飯と朝ごはん買っちゃえば?」
ということらしい。
翌日は京都駅に9時過ぎに待ち合わせなので、ゆっくり朝ごはんを買いに行く暇もなさそう。
「しっかり腹もちがいいもの、買っとけ」
と、チキン入りサラダを最後に追加。
大阪に戻る新快速の中で、近くの3人組がスピな話をしていた。
「今日は新月なんよ。で、新月にお願いしたら願いがかなうんやって、あんたもやってみたら?」
みたいな話をしている。
ご丁寧に、新月の時間(23:32)とボイドタイムまで教えてくださった。
そうだ。
わたしのこの京都での地道な仕事、この日半分を回って、翌日残りの半分を回る。
ちょうど新月を挟んでいるのだ。
多分、それもきっと大事なことだったんだろう。
大阪駅構内で迷子になり、ホテルに着いたのは、日付が変わる前。
翌日の待ち合わせ9時過ぎだから、8時にはチェックアウトしなくてはならないので、早く寝なくてはいけないのに、なんだか、ちっともよく眠れない夜でした。
2日目は、急きょ大阪のかたもご一緒していただきました。
なんでも、もともとこの日、お休みを取ってたんですって!
最初から、決まってたんでしょうね。^^