フランスへ行く。-10-


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庭園の中には、農場や岩山、水車小屋、フランス式庭園にイギリス式庭園などいろいろあって、パンフレットには「王妃の村里」と書かれています。
かなり広いので、一日かけないと回れないかも。ただ、中は自転車禁止なので、歩いて回る以外にはないのですが。
洞窟は、プチトリアノンから割りと近い位置にありそう。
そちらの方を目指していくと、木々がワイルド風に植えられていて、すこしこんもりしていて、イメージは山道のようなところ。もちろん、歩くところも獣道を少し良くした様なものです。
パンフレットの大雑把な地図を頼りに、歩いていると・・・
P3130254.jpg
 ありました!
 これが洞窟の階段のようです。
 格子があって中は入れませんが、のぞいてみると、左にカーブした階段が下に向のびています。


ここかな??
いまいち良くわからないな。
しばらくそこから中を覗き込んでいましたが、だめだ。何も浮かんでこない。
ここじゃないのかな?
と思ったとき、向こうから人が来ました。
ちょっと様子を見てみましたが、そこからその人たちが離れないところを見ると、やはり、ここではないのかも。
うーーーむ。洞窟だと思ったんだけどなぁ・・・。
あきらめて、その場を離れました。
でも、違うんだからしょうがない。
あてがなくなりましたが、とりあえず、直感の赴くままに足を進めました。
と。
池へと延びる川を少し逆上ったところに!!!
P3130255.jpg もう一つの洞窟が!
 どうやら、先ほどの入り口とはつながっているようで、左カーブの階段を下りてくると、ここに出るようでした。
 こちらのほうは、入ってすぐちいさな空間が広がっていて、左手奥には腰掛けられるように椅子状にくりぬかれていました。
なるほど。彼女はこちらの入り口を使っていたのでしょう。
最初の入り口は、マリーアントワネットが出入りするには少しワイルドすぎます。
そして、まさにここが、次のワークの場所でした。
何をしたのか、詳細にはかけませんが、キーワードは「確認」
詳しくは書けませんが、彼女はあることについて確認したかったのだと感じました。
そのことだけ確認できたら、すっきりするようでした。
あとでCALLさんが感じたところによると、「清算」とのこと。
ある意味、それが心残りだったのかもしれません。
10分か15分か、20分もかからなかったと思うけど・・・・
その場にいて、彼女の思いを癒すワークを行いました。
終わったと感じてからもしばらくはそこを離れがたかったのだけれど、向こうから数人のグループがやってきたようなので、仕方なく洞窟を後にしました。
不思議なのは、ワークをやっている時間は誰にも邪魔をされないということ。
ま。「そのため」にそこにいるのだから、当たり前といっては当たり前なのですが。
P3140257.jpg 場所を移して、いすに座ってこんな景色の中で確認しました。
 「マリーアントワネットのワークは終わった?」
 Yes
 「もうパリに帰っていい?」
 ・・・(微妙)
んんんん???
終わったのに、帰ることに対しては、微妙なんですか?
とりあえず、一緒にいてくれていたSさんにも確認してもらいました。
「うーん。良くわからないけど、『帰る』については、なんかだめみたいな・・・」
そっか。
まだここでなんかあるのか。
うーん。でも、マリーアントワネットは終わったんだよな。
もうちょっと、この景色を見ていたいのかな?
私の中の一部分がこの景色を胸に刻みつけている一方で、私は上司の天使と話をしていました。
いろんな話をしました。
たぶん、大事な話もね。
で、「!」ときた。
そっか。そういうことか。それに気がつくためにまだここにいる必要があったのかも!
なんか、これで大丈夫なような気がしてきたので、隣にいたSさんに、
「もう帰ってもいいか聞いてみて」
「・・・うーん。なんとなく『良い』みたいな・・・」
帰る前に必要だったのは、私自身が「このこと」に気がつくということだったんだ。
と気がついたときに、内容は一気にどこかへ行ってしまいました。汗